ノルマンディーとパリ

金曜の朝にストックホルムを出、火曜の夜に帰って来るという長めの週末旅行をしてきた。

メインはノルマンディー。

シドニーで知り合った友達との再会を兼ねた旅だ。友達のうちの一人がフランス人で、彼の両親の別荘にみんなでお邪魔した。写真はその別荘。ノルマンディーっぽい。

 

パリから車で2時間半で別荘に到着。初日はオムレツの夕食で赤ワインとチーズとパンをもりもり食べた。

二日目はそこから2時間のモンサンミッシェルへ。朝に家を出て、モンサンミッシェルに近い街のパン屋でクロワッサンやらアップルパイやらを買って車の中で食べ、モンサンミッシェルとその島を観光。11時からの英語ガイドの人について教会内を見学。建物のどの部分がいつ建てられたから何々形式だ、この部屋は何々に使われていた、などの説明がなかなか興味部かかった。

午後は別荘に戻ってのんびり遅めの昼食。ドイツからのお土産のソーセージとフランスの彼の特製サラダをいただく。サラダは初めて食べる野菜が使われていた。名前は忘れたけれど、とんがった小さい白菜みたいな野菜。これをブルーチーズ、クルミ、バルサミコ酢とオイルで和えたサラダで、とても美味しかった。お腹一杯食べてしばらくシエスタ(笑)

夕方に私はランニングに出かけた。せっかく綺麗な山の中にいるのだから近くを散策したくなったのだ。トレーニングも兼ねて、散歩じゃなくランニングにした。フランスの田舎町―！という感じがして、緑に囲まれた家々は可愛らしく、野兎にも時々出逢った。写真は飼いヤギ。私が走るのをじっと見てたので携帯でパシャッ。

夜はまたワインとチーズ。この日はソシションとかなんとかいうサラミソーセージのようなものも食べた。地元のマーケットで買ったものだ。

  三日目は毎年アメリカフィルムフェスティバルが開催されるという隣町のマーケットとビーチを散策。

海辺なのでもちろんムール貝の白ワイン蒸しを昼食に食べた。つけあわせはフレンチフライ、飲み物はサイダーと呼ばれるリンゴのお酒。（これがたたって私は二日後に一日嘔吐することに…初めて貝で食あたり。）

夕飯はみんなでクレープを作って食べた。最初はおかずクレープ。ハム、チーズ、そして卵。二つ目はNuttelaとよばれるチョコレートスプレッドとココナッツとバナナ。調子にのって三つめはシュガーバターにレモンを少々。

四日目は朝ごはんを食べて、別荘を片付けてからパリへ戻った。

次の日にルーブルへ行こうと思っていた私。何気なく地図を見てて、横にある美術館情報でルーブルは火曜日閉館だということを知り、パリへ到着したその足でルーブル美術館へ。

学生のころパリへ来た時に一度行ったルーブル。その時にエジプトセクションが閉まっていて、がっかりさせられたので今回はエジプトを見に行ったのだ(笑)時間は少なかったけれど、しっかりエジプト、シリア、イスラエルなどのアンティークな美術品を堪能。ちなみに写真はミイラ。

そして夕食には友人と合流。

この彼女、去年の夏にストックホルムに遊びに来てくれたパリ在住の子である。その子と16区のビストロで3時間の夕飯を取り、午後11時のエッフェル塔を見物した。

そして魔の最終日。夜明け前から体調が悪く、寝付けず。そしてトイレに駆け込吐くということを午後2時まで繰り返した。友人は何ともなく、看病してくれて、コーラを買ってきてくれたり、何か食べればとサンドイッチやクロワッサンを買ってきてくれたけれど、私はげっそりベッドに横たわっていた。何が悪かったのだろうかとぐるぐる考えていたのだが、今日ネットで調べてみて分かった。ムール貝である。ムール貝、あたる時は１、2日後に嘔吐や下痢をするらしい。私の場合、ムール貝を山盛り食べたのが日曜の午後、そして火曜の夜明け前から吐いたから、ムール貝の可能性大だ。

ムール貝のせいでパリを散策する予定だった最終日はベッドの中で終わった。飛行機に乗る数時間前に昔の知人とお茶する予定があったので、それだけは頑張って行った。顔がこけてたのか、会った瞬間に大丈夫か、病気なのか、と聞かれた(笑)水しか飲めなかったが、1時間ほど楽しく話をして空港へ向かった。

しかし魔の最終日、ムール貝だけでは終わらなかった。

パリの交通機関はストに入り、空港行きの電車も地下鉄もすべて遅延。あっちこっちの駅で乗り換えさせられ、大幅に遅れてシャルルドゴール空港へ到着。初めてゲートに到着してから一分も待たずに搭乗した。汗

飛行機のトイレでも何度か吐き、げっそりしてアーランダ空港に到着。

そんな一日だったのでストックホルムに着いた瞬間、すごくほっとした。

その日はぐっすり眠れたけれど、次の日、お腹が痛いので会社を休んだ。家で少し仕事をし、のんびり洗濯をするだけにして、なるべく体を休めた。